2012年10月26日金曜日

連載シリーズ「ほんやマ.のほん」第26回

子供たちの読んでいる 漫画本について

1日に、30人の子供たちが、本を借りてゆけば、
100人の子供たちは、時間の長短こそあれ、
ほんやマ.で立ち読みをしてから家路につきます。
「ほんやマ.のほん」創刊号では、どんな本を、
子供たちが借りて読んでいるのか、書きました。
今回は、立ち読みで、子供たちが読んでいる
のは、どんな本なのか、みてみましょう。

   ☆   ☆  

女の子に人気があるのが、いわゆるこわい本
です。数人の集団で立ち読みしています。
古賀新一杉戸光史、さがみゆきなど、特に
どの本というわけではなく、手当たり次第に
取り出しては、こわいこわいと騒ぎながら読み
合っているのが、これらこわい本なのです。
そして、最も乱雑に読まれ、棚に返されている
本でもあります。本棚を整理しにゆくと、決って
このコーナーの本は、無造作に読み捨ててあり、
並べ方もいつの間にか、メチャクチャになって
います。さっきまで立ち読みをしていた女の子
の集団は、もういません。
永井豪の「ハレンチ学園」「あばしり一家」など、
いわゆるエッチな本も、立ち読みが目立ちます。
こわい本が、女の子全般にみられるのに対して、
小学校の低学年がほとんどです。古谷三敏
ダメおやじ」、藤子不二雄の「ドラえもん」、吉沢
やすみの「ど根性ガエル」など、借りる子も多く、
立ち読みも多い本です。


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ようこそ!街のふるほんや『本のある暮らし』へ Part.36

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